僕にとって生きることは恐怖である。
もちろん、時々は生きていることに楽しさを感じることもある。
死への恐怖というものは、結局のところ、楽しさと苦しみの割合で決まるのだろう。
生活の多くが、楽しみで彩られている人は死ぬことに対して恐怖を感じるけれど、僕のように生活に苦痛ばかり感じていると死ぬことに恐怖を感じなくなってくる。
今日は久しぶりに人と会話をした。
スーパーに、無塩煮干しを買いに行ったのだが、売り切れており、在庫があるかどうか店員さんに勇気を出して聞いたのである。
店員さんは丁寧に次の入荷日を教えてくれて、僕はとても嬉しかったのである。
些細な出来事かも知れないが、今の僕にとっては、10日ぶりくらいの人との会話であり、もう少し、治療や日々の生活を頑張ろうと思えたのである。