標準治療

先日、抗がん剤治療3回目が終了しました。

前回、下がっていた血液の状態は、ほぼ正常値でした.

癌治療の区分けとして、無治療、標準治療、先進医療、自由診療と4つあるようです。

しかしながら、この区分けとは、経済的及び、科学的な観点から国が決めたものでしょう。

無治療とはいえ何もしないわけではなく、自分の免疫力によって癌を消滅してしまおうというラディカルな治療法です。

とても私には選択できないと感じております。

社会的な観点からの区分けではそうなるわけですが、地球からの観点ではこの4つは同じではないでしょうか。

人間も自然の一部であり、その人間が作る薬品も最終的には自然物だからです。

夏目漱石は、晩年に、「則天去私」を一つの理想としました。

これはエゴイズムの否定ではなく、むしろ肯定です。人間も所詮一つの自然であり、最近とても地震が多いですが、人間も怒りたいときは地震の如く怒り狂い、悲しいときは大型台風の如く泣き喚けばいい。

この4つの治療法は、私は同じだと感じております。

今回のアブ・ゲムのあとは足の痺れが出てきています。なんとかマッサージを自分ですれば大丈夫なレベルです。

次回は腫瘍マーカーを取るそうなので緊張します。ちなみに前回はCA 19-9は1400くらいでした。

副作用で心配なのは、鎮痛剤の影響で昼間も朦朧としていることです。変な気だけは起こさないようにしたいものです。海も山も自殺はしません。